2014年1月〜6月まで劇場公開された中で、至極だったものをピックアップしてみました。 ネタバレを避けるため、内容はあまり言及しないようにしています。

ビフォア・ミッドナイト

 

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「ビフォア・サンライズ(1995)」「ビフォア・サンセット(2004)」に続く、 9年ごとに同じキャストで続編が作られるシリーズの最終章。

 

1作目で20代前半だった二人も、もう40代。 死ぬほどロマンチックだった出会いから18年経って、夫婦にありがちな揚げ足取りからはじまる口喧嘩ばかり。

倦怠期ってこんな感じだろうなー、というのを、嫌ってほど体感させてくれます。

でもやっぱ、でもやっぱり「僕ら二人は特別だよね感」をどっかで持ち続けてる所がとても素敵で、号泣しましたよね。 3部作全部オススメです。

キックアス・ジャスティスフォーエバー

 

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コミックオタクの内気な青年が、「キックアス」と名乗り、ヒーローとして活躍する姿を描く「キックアス(2010)」の続編。

当時13才の「ヒットガール」役のクロエモレッツちゃんが、放送禁止用語を連発させながら悪者を退治する姿に、誰もが夢中になりましたよね。

今回の続編では、ヒットガールは高校生に。 学校での人間関係で悩むんですけど、そこの解決方法がクソ素晴らしいので、必見です。

X-MEN フューチャー&パスト

 

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2000年以降のX-MENシリーズで、おそらく最高傑作の前作「X-MEN ファースト・ジェネレーション(2011)」の続編。

「過去の実際の歴史上の出来事には、実は裏ではミュータントの暗躍があった」というのが、前作からの基本構造になっています。

前作のキャラはもちろん、ウルヴァリンをはじめとした一番最初の「X-MEN(2000)」のキャラも沢山登場する中で、ただのキャラ祭りにならず、しっかりとストーリーで面白いのは素晴らしいですね。

(そして新キャラ「クイックシルバー」の存在感がスゴイ)

 

作品本数が多いので、細かい設定の矛盾とかが生まれがちなのがシリーズ通しての特徴なんですが、あんまり気にしない方が楽しめますね。

ブルー・ジャスミン

 

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ウディ・アレン監督 ケイト・ブランシェット主演の「ブルー・ジャスミン」。

実業家で大金持ちの夫とニューヨークでセレブ生活を送っていたジャスミンは、夫の逮捕で全財産を失う。

それまで「負け犬」と思っていた妹の家に転がり込んでからの転落人生の話です。

リッチだった頃の暮らしと、悲惨な今の暮らしを同時並行的に映し出していくことで、どんな悲惨な描写でも「自業自得だよねえ…」と笑ってしまう構成になっています。

精神崩壊していくケイト・ブランシェットの演技が鬼気迫ってます。アカデミー賞の主演女優賞、納得ですね。

 

オールド・ボーイ

 

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パクチャヌク監督の韓国版「オールド・ボーイ(2003)」のリメイク。

元々日本の漫画が原作ですが、舞台をアメリカに移したリメイク版です。

 

平凡な生活を送っていた男が突然誘拐され、誰もいない部屋に監禁される。そこからの脱出・復讐をテーマとした話です。

今の時代だからこそのリメイクを強調するためか、iPhoneの登場頻度が高かったですね。

エリザベスオルセンちゃん(フルハウスのミシェルの妹です)が天使でしたね。

 

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他にも、「LIFE!」「her/世界に一つの彼女」「スノー・ピアサー」なんかも最高でしたね。

下半期も楽しみです。

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